僕の宝物

僕は毎日、会社に通ってお給料をもらっています。

ママもお仕事をしています。

君を保育園に預けて一年近くが経ちました。

とても君は立派になりましたね。
僕が幼稚園に行っていた頃より、君はずっとお利口さんです。

僕はすごく嬉しいです。

でも、君とママが一緒に過ごす時間を奪ってしまったのは僕のせいです。

本当なら、ママが働かなくても良いように僕が頑張らなくちゃいけないのですから。

ちょっぴり、保育園の先生が羨ましいです。
だって、僕やママよりも君と過ごしてる時間が長いでしょう?

君と過ごせる時間が僕とママの何よりの宝物です。

名前をつけた理由

君の名前は、パパが考えました。

それも君が産まれる10年以上も前に考えたんです。
すごいでしょう?

名前は『拓道』

お坊さんみたいな名前だね(笑)

何でこんな名前をつけたかって?

道を拓く。

人生は、自分自身の力で切り拓くものだと信じているからです。

そして、自分だけの力ではどうにもならないときには仲間の力を借りながら、また困っている人がいたら力を貸して一緒に前に進むのが人生だと、パパは思います。

人生、色んなことがあります。

こんなことが自分の人生にあるのか!って思うこともたくさんあるでしょう。

でも、そのときに臆してはいけません。

自分を、仲間を、家族を信じてください。

君は独りじゃありません。

たとえ、君が悩み苦しんでいるとき、パパがこの世にいなくても、パパは君を見守っています。

パパだけじゃなく、君のおじいちゃんもおばあちゃんもひいじいちゃんもひいばあさんも皆が君を守っていますから。

君が産まれた日のこと

忘れないでください。

君がこの世に産まれたきた日のことを。

みんな、君のことを待っていました。

真っ赤になって出てきた君を見た時、自然と涙が溢れ出しました。

とても、ママは大変でしたよ。

君も大変だったでしょ。

助産師さんも一生懸命でした。

君の命の始まりを、みんなが一緒に見てました。

これから先、生きてることが嫌になること、何千回も何万回もあるかもしれません。

何で俺を産んだんだ!

頼んでもいないのに!

そう思うことがあるかもしれません。

でも、

僕は嬉しかった。

僕とママの子として君が産まれてきてくれたことを神様に感謝しました。

産まれてきてくれて、本当にありがとう。

はじめに

ひろとくんが産まれて1年8ヶ月、実は、もっと前からこのブログを始めようと思っていたのですが、こんなことをパパがしていたと知ったら、将来、ひろとくんは嫌がるのではないかと思いなかなか踏ん切りがつきませんでした。

今、僕は32歳。

まだまだこれからと思われているかもしれないけれど、明日、僕がこの世に生きている保障はありません。

もちろん、ひろとくんとママと、この後生まれてくるかもしれない弟や妹たちを幸せにすることが僕の願いです。

でも、万が一、僕の身に何かがあったときの為に、君に伝えたかったこと、教えてあげたかったことを漏れがないように、悔いがないように、このブログを始めました。

このブログはパパの100パーセント自己満足です。

ママにも相談しましたが、ママはあまり良い反応をしませんでした。君には君の人生があると。

もちろん、僕もママの考えに賛成です。

ただ、君がこれから先の人生で迷ったときに、少しでも参考になればと思ってこのブログを書きました。

当然、ママには内緒です。

君もこのブログに気づかないかもしれません。

でも、それでいいんです。

そう思って始めたのですから。